浴衣のクリーニング出来ますか?
浴衣のクリーニング出来ますか?
京都では、7月の祇園祭が始まるころから、
クリーニング店に浴衣のクリーニング依頼が出始めます。
いざ着ようと思って浴衣を出してみたら、
洗っていなかったと慌ててクリーニング依頼される方もおられます。
また、祇園祭の宵山で着てクリーニング依頼される方もたくさんおられます。
先日、「浴衣のクリーニング出来ますか?」と電話での問い合わせがたて続けにありました。
「はい、出来ます」とお答えしました。
「料金は、いくらですか?」
「税別で1,545円です」と。
電話でお答えしてから、
何故、このような問い合わせが続いたのかと考えてみました。
浴衣はクリーニング店にとって
すこし面倒で、手間のかかる商品です。
洗って、糊付け、乾燥、そして仕上げしやすいように霧吹き等、
作業行程数が多いのです。
特に、
濃色の浴衣は色泣きすることがあります。
色止めの技術のないクリーニング店にとっては、あまり引き受けたくない商品なのです。
作家が作られる高級浴衣は、特に染色堅牢度が低い(色が出やすく、色泣きする)ものが多いように感じます。
そのような理由からでしょうか?
浴衣のクリーニングを断るクリーニング店もあります。
また、
お客様からクリーニングに出させないように仕向けるために、
特段に高い料金を請求されるクリーニング店もあります。
浴衣のクリーニング出来ますか?
という電話の問い合わせがあるのは、
クリーニング業界の問題かもしれませんね!