シミ抜き相談急増中!
シミ抜き相談急増中!
ホームページを見られたお客様から店頭、電話等でシミ抜きの相談を受けることが多くなってきました。
ネット検索したら、○○のシミなら家庭にある○○を使えば落とせると書かれていた、
その通りやってみたら、逆に広がっておかしくなった、
直せますか?
という相談もあります。
中には、ホームページを見たら何でも落とせると書いてあると言われて相談された方もおられます。
ホームページにはそのようなことは書いていません(笑)。
実際には、
シミをおとせるかどうかはシミ抜き処理をしなければわかりませんとお伝えしています。
残念なことですが
落とせないシミもあるのです。
品物をみていない電話相談のお客様の共通の質問は、
シミは落とせるのかどうか?
シミ抜き料金は大体どれくらいかかるか?
日数はどれくらいかかるのか?
などです。
これらについてのお悩みはよくわかりますが、回答に困ります。
なぜなのか❗
その理由は
① 品物に何が付いたのか?わからないために判断が出来ないからです。
何が付いたのかわかれば、それに対応したシミ抜き処理を行えます。
最近は、古着やネットで買われた衣類のシミ抜き相談もよく受けます。
古着などのこれらの事例は、
何が付いたのか?
いつ付いたのか?もわかりません。
シミや汚れは時間が経てば経つほど落とせなくなります。
お客様からは○○が付いたと言われたものの、
シミの色合い、形状からみてどうも違うなと思うようなシミもあります。
② 品物に使われている素材や品物にほどこされている加工方法も知る必要があります。
簡単にいっても繊維素材には以下のような種類があります
植物繊維 (綿、麻)
動物繊維 (シルク、羊毛、アルパカ、アンゴラ、カシミア)
再生繊維 (レーヨン、キュプラ、テンセル)
合成繊維 (ナイロン、アクリル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル)
半合成繊維 (アセテート、トリアセテート)
です。
品物によっては、羊毛100%もあれば、それらの繊維を組み合わせて(羊毛80%,アクリル20%)作られているものもあります。
また、
素材によっては使えない薬剤もあります。
加工方法も同様です。
③ シミが付いて時間が経つと、シミが変質して酸化黄変します。
このようなシミは、酸素系の漂白処理をしなければなりません。
基本的には当店では、色を破壊する塩素系の漂白処理はいたしません。
この時に問題となるのが、
②の素材の種類、加工方法と素材の色なのです。
素材によっては、漂白処理が出来ないものもあります。
漂白処理に比較的に耐える色もあります。
逆に
弱い色もあります。
以上のことから
品物をみずにシミが落ちるのか?
シミ抜き料金はいくらなのか?
どれくらいの日数がかかるのか?
などのお問い合わせに関しては、
品物を見ないとお答え出来ないのです。