京都市 東山区でシミ抜き実績60年 洗濯で落ちないシミ抜きや汚れ落としはクリーニング寿へ

私の履歴書1 私が洗浄理論や繊維のことを学び始めたワケ

私の履歴書1 私が洗浄理論や繊維のことを学び始めたワケ

私がクリーニング業に従事して、
早いもので41年になります。

やり出した頃は、
お客様からお預かりした品物を、
ただ単に、業務用洗濯機に入れて、
洗剤と水を入れて洗い、乾かしプレスして、
お客様にお返していただけでした。

プロとしてのクリーニングは、
洋服が被ったダメージを、
素材に配慮しながら出来る限り回復させることです。

もちろん、より永くお客様に着用して頂くことも
プロとしての仕事だと思います。

残念ながら、
今なお、過去の私がやっていたのと同様のことをされている
クリーニング業者もおられるのも事実です。

当時の私が行っていたのは、もしかしたら、
一般家庭の洗濯方法そのものかもしれませんね?

いま考えれば、当時のお客様に申し訳ない想いでいっぱいです。

そんな私に、ある転機となる出来事がありました。

ある時、取り扱い絵表示で、
ドライクリーニングできますよと、
アパレルメーカーさんが指示された品物から色が出ました。

そして、その色がその品物に色移りしたのです。

えぇ!? どうして!?
ドライクリーニングしてたのに!?

アパレルメーカーの指示した通りにドライクリーニングしたのに!?

これが、
私がクリーニングの洗浄理論を、
繊維の糸、染色、衣料品の製造、流通、販売等を含めて学ぶことになるきっかけでした。

最初は、何をどうしたらいいのかも解りませんでした。
色んなことを学べば学ぶほど、????でした。

37歳頃、ある研究会に出会いました。

そこからは、学びのスピードは加速しました。
繁忙期以外は、

日曜日の多くを、色んなセミナーや勉強会に費やしました。

その間、衣類にまつわるいろいろなトラブルに遭遇しました。

当時は、アパレルメーカーさんにトラブルについて問い合わせをすると、
洗濯屋のオッサンが何を言ってのか!
という上から目線の答えしか返ってこない時代でした。
(今は違いますよ)

そんな時、通産省の繊研技官の方から、
繊維製品品質管理士の資格取得を勧められました。

当時この資格は、繊維製品に関する公的資格でした。
繊維関係の人達のみならず、
大学の教員、
デパートの相談員、
消費者センターの相談員、
クリーニング業界の方など、
様々な人達が取得を目指される資格です。

運良く、私は2度目の挑戦で合格しました。
この資格は、5年に一度の更新試験があります。

そして、
資格取得後、取得者の人達で構成されるTES会に入会しました。

ここでの出会いから、また深く考えさせられることになりました。

次回に続きます。

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