プロがこだわるクリーニングの水とは?
プロがこだわるクリーニングの水とは?
当店の洗濯と家庭洗濯の違いについて、
少し専門的になりますが、お知らせしたいと思います。
クリーニング店の洗濯と家庭洗濯で、
比較的同じなのがランドリーと呼ばれるクリーニング方法です。
ドライクリーニングは、家庭ではできません。
洗濯機のドライコースで洗えば、
ドライクリーニングだと思ってる方もおられますが、
実際には水洗いです。
通常、ドライクリーニングでは、水は使いません。
(ドライクリーニングで水をうまくコントロールして使うのが
本当のプロです。
機会があればまたお知らせします)
当店でも、家庭洗濯と同じように水道水を使って洗います。
でも、その水道水が違うのです。
水道水をイオン交換樹脂を使って水を軟水化して、洗います。
軟水と硬水については、聞いた事があると思います。
「軟水」とは、カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的少ない水。
「硬水」とは、カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的多い水。
硬度が100以下の水は軟水、それ以上の水は、硬水です。
軟水と硬水の違いは何でしょうか?
軟水は、
- 口当たりがよい
- コーヒーや緑茶の風味や色が鮮やかになる
- 和食などの旨み成分を引き出す
- 石鹸や洗剤の泡立ちが良い
という特徴があります。
硬水は、
- のどごしが硬く、
硬度が高い水を飲むと人によっては、下痢をする - コーヒーや緑茶の色や風味が出にくい
- 肉などを煮るとアクがでやすく、和食料理には向かわない
- 石鹸や洗剤の泡立ちが悪い
という特徴があります。
なので、
軟水で洗うのがよいのですね。
ここまで、読まれた方は、不安になられたかもしれませんね。
大丈夫です。
日本の水道水は、一部を除いて軟水です。
日常生活を送る上では、当然問題はありません。
しかし、プロは、水にもこだわるのです。