衣料品の品質保証について③
衣料品の品質保証について③
劣化が進んだ服というのは、
どこのクリーニング店に出してもトラブルになってしまいます。
では どのようにしたらいいのでしょうか?
私達クリーニング業者は、
消費者保護の観点から、
クリーニングによって生じるクリーニングトラブルの可能性について、
事前に説明する義務を努力義務として課せられています。
当店でも、出来る限りその義務をはたす様にしていますが、
見逃してしまうこともあります。
日々、いろいろな衣料品が販売されます。
販売時には、知りえなかった衣料品の問題はあると思います。
車のリコールなどを考えていただけるとわかるかもしれません。
ポリウレタン加工品、ボンディング加工品などは、
何年か後には、必ず剥離やべとつきが起こります。
このことは、クリーニング業者の責任ではありません。
ましてや、お客様の責任でもありません。
商品の持っている品質限界なのです。
このことは、残念ですが
衣料品にも寿命があるというではないでしようか。
販売時、その衣類の繊維特性をすべて知ることは、
難しいかもしれません。
しかしながら、
衣料品販売者は、このような商品寿命があると知りえた時点で
少なくとも、購入者に説明する事が必要ではないでしようか?
購入者がそのような繊維特性を了解した上で衣類品を購入されたとしたら、このようなトラブルは防げのではないでしょうか?
このことは、販売者、お客様、クリーニング業者にとってもプラスになっても、マイナスになることはないと思います。
皆様は、どう思われますか?