マジックインキのシミ抜き〜「ゴッドハンドやね!」〜
マジックインキのシミ抜き〜「ゴッドハンドやね!」〜
当店の営業時間は、8:00~20:00です。
19:30頃、フリーダイヤルで男性から、
「マジックインキがジーパンに付いたんやけどとれるか?」
とお問い合わせがありました。
「ジーパンの色やマジックインキがどのようについているのか、見てみないとわかりません」
「ネットで見ていたら、1番に出てくるし、ゴッドバンドやん」
今からいく、とのこと。
「どう行ったらいいのや?」
「ホームページを見られたなら、そこに地図があるので」とお答えしました。
閉店間際、
いつもご利用されているお客様の接客中に、
電話をされた方がタクシーで来店されました。
他のお客様の接客中でしたが、
着用中のジーパンを見せられて、「とれるのか?」と。
そして次々に、ご自分のジーパンの話をされます。
他のお客様の接客中でしたので、少し困りましたが、
接客中のお客様にお断りして、対応させて頂きました。
「何とかなりそうですね!
でも、やって見ないとわかりませんが、頑張ってやります」
「それでなんぼくらいかかるの?」
「技術やかかった時間でシミ抜き料金が決まりますので、2000円くらいですかね」
「安いんや
これで安心したわ!
明日くるから、頼むで!」と。
嵐のように来店され、
嵐のようにタクシーで帰られていきました。
接客中のお客様にお詫びして、再度受付を完了して、当日の営業終了です。
ジーパンを大切にされる人たちは、ものすごく「こだわり」を持っておられます。
あまりにも、すごいこだわりをもっておられるお客様のジーパンの洗濯やシミ抜きはお断りすることもあります。
翌日、
再度来店され、昨日履いていたジーパンのクリーニングとシミ抜き依頼をお受けしました。
「頼むで!」
と帰っていかれました。
赤のマジックインキは、ボタッと二箇所についていました。
一箇所は、表面からポケットの白い部分にべったりとついていました。
ちょっと、厄介です。
シミ抜きの基本原則に従い、時間をかけて取ることができました。
シミ抜き後、クリーニングしてお客様に出来上がりの電話をさせて頂きました。
留守電で連絡終了。
すると、早速、当日来店されました。
シミ抜き箇所を確認され、
「おー、ゴッドバンドや」
「ありがとう!」
「いくら?」
「2000円くらいと言っていましたが、思った以上に手間がかかったので2500円です」
「安いんや!」
「ホンマ!ゴッドバンドや!」
「また、来るわ!」と言って、
また、嵐のように帰っていかれました。
このように、上手くシミ抜きが出来た最大の理由は、
ご自分で何も触らず来店されたからです。
シミができてしまった際は、余計なことをせずにクリーニング店にご相談ください。