「あ‥‥ お客様の洋服に毛染め剤をつけてしまった!?」
「あ‥‥ お客様の洋服に毛染め剤をつけてしまった!?」
「あ‥‥ お客様の洋服に毛染め剤をつけてしまった!?」
「どうすればいいの?」
美容室から、
お客様の洋服に毛染め剤がついてしまたんですが、何とか、落とせませんか?
という電話相談が相次ぎました。
大変、お困りになっているのが、
電話の声でわかりました。
美容師さんも焦りますよね。
こんな時、一番最初にお尋ねするのは、品物の種類とその素材と色です。
品物の種類を聞くのは、
少し無理な洗い方をしても、その品物のダメージを回復出来るかどうかを判断するためです。
素材や色を尋ねのは、
素材的には染み抜きが可能でも、色によって、色が抜け落ちる場合があるからです。
今回の電話相談の品物は、インディゴ染めのジーンズでした。
それと、白色のポリエステルと綿とが二重になったブラウスです。
実物を見てみないとはっきりと判断出来ませんが
「何とかなるかもしれませんね!」
とお答えしました。
別々の日になりましたが、品物を持ちこまれました。
いずれの美容室の方も、ネット検索で当店のことを調べられ、来店されたのです。
「染み抜きは、やってみないと分からないですが、何とかやってみますね!」
とお預かりしました。
一週間程度の時間的余裕を頂きました。
インディゴ染めのジーンズは、時間をかけ、色はげに気を付けて、染み抜き完了。
ブラウスも、綿の部分の処理に手間取りましたが、これも完了です。
このブラウスは、お客様がご自分で家で洗われていました。
お客様に変に処置されると落とし難くなります。
いずれの美容室にも、染み抜き完了の電話連絡をさせて頂きました。
「少し、諦めていたんです。
商品の弁償をしなくて済みました」
と。
大変、喜んで頂きました。
クリーニング店から、美容室に行かれる人へのアドバイスがあります。
このように、毛染め剤を取ることが出来ましたが、
シルク、明るい色のウール製品は、毛染めの時、着用をさけられることをお薦めします。
美容室は、勿論このようなことが起こらないように注意されています。
それでも、毛染め剤が付くことがあるからです。
また、パーマ液は色を脱色させる性質があります。
ついてすぐなら、水でザブザブ濯げば、脱色を防げることが可能な時もあります。
それだからこそ、
毛染め時と同じような配慮をする必要があります。
お気に入りの洋服がダメにならないように、
ご自分でも、予防されることをお薦めします。