ついつい飲み過ぎて吐いて洋服を汚してしまった時の対応とは?
ついつい飲み過ぎて吐いて洋服を汚してしまった時の対応とは?
新年会真っ盛りのこの時期、お酒を飲む機会が多くなります。
ついつい飲み過ぎて吐いてしまい、汚してしまった洋服のクリーニング依頼を受けることがあります。
私自身も若い頃、お酒の飲み方もわからず、吐いて洋服を汚してしまった経験が幾度もあります。
明くる朝は、二日酔。
頭はガンガン(笑)!!です。
先日、電話で吐いて汚してしまった洋服のクリーニングの相談を受けました。
とあるクリーニング店に汚れた背広をクリーニングにだしたら、
もどした固形物も何もとれずにかえってきのたのこと。
「とれていないと申し入れされたのですか?」とお尋ねしたら、
「私どもでは、これ以上は無理です」と言われたそうです。
「仕方がないんで、自分で洗ったら、汚れもとれずに縮んでしまって」
「何とかなりませんか?」という相談です。
品物を見なければ何とも言えませんがと前置きした上で、
縮みの程度によりますが、かなり難しいのではとお答えさせていただきました。
一度、背広を見せて頂きましたら、はっきりとわかりますとお伝えしました。
私は、常々、クリーニング店は「衣類のお医者」さんだと言っています。
大切な洋服であればあるほど、
一つのクリーニング店で無理だと言われても、
他のクリーニング店に判断を求めることが必要だと思います。
病気になった時、セカンドオピニオンを求めるのと同じように!!
それでは、
吐いて洋服を汚してしまった時の対応は、どうしたらよいのでしょうか。
ハンカチで軽く拭いて、あとはクリーニング店に相談されるのが一番です。
下手にご自分で処置されたら、逆効果になることがあるからです。
残念ですが、
クリーニング依頼されても、今回のようなケースもあります。
近年、ノロウイルスや感染症胃腸炎など感染症が蔓延しています。
たとえ、お酒の飲み過ぎで吐いたとしても、その区別はできません。
クリーニング業法という法律では、
嘔吐物をクリーニング処理する場合は、
消毒する設備を有する「特定洗濯物取扱施設」であるクリーニング店でないと処理できないことになっています。
その施設のあるクリーニング店を選ぶ必要があります。
探せば、綺麗に洗い、仕上げてくれるクリーニング店が、きっと見つかると思いますよ。
その時は、
黙ってクリーニングに出すのではなく、吐いて汚れてしまったと伝えてクリーニング依頼してください。
そうすればクリーニング店でもどのように対処をすればよいか考えることができます。
くれぐれも、飲み過ぎにご注意を!!