マンションのクローゼットの洋服がカビだらけに!?
マンションのクローゼットの洋服がカビだらけに!?
カビが生えてしまった洋服の対応について、
ホームページでブログを書いてから、
カビの除去やカビ対策の相談を受ける事が多くなってきました。
先日、カビについて幾度も電話相談されたお客様が来店されました。
マンションのクローゼットに入れていた洋服がカビだらけになったと来られたのです。
お話をお聞きしました。
クローゼットにぎゅうぎゅう詰めに洋服をいれられていたそうです。
これが最大の原因です。
もともと、マンションのクローゼットは、カビが生えやすい場所です。
というのは、マンションはコンクリートで造られいるため、
常に壁等から水蒸気が出ています。
そのため、閉めきったクローゼットの中の洋服に湿気がこもりやすく、
それによってカビが生えやすい場所になるからです。
クリーニングから戻ったカバーを掛けたままにするのもダメです。
カバーから湿気が外に出でません。
また、クリーニング仕上がり後、
空気中の湿気を洋服が含み、
その湿気が外に出ないからです。
相談されたお客様には、ゼロ歳時の子どもさんがおられます。
カビは、小児喘息の原因になるからと余計に心配されていました。
洋服のカビについては、責任をもって対応させて頂きますとお伝えしました。
お客様は、メモ帳持参でクローゼット等の今後のカビ対策に尋ねられました。
私が提案した対応策です。
① まずは、クローゼットのカビの除去です。
カビは、50℃の熱で死滅すると言われています。
蒸気スチーマーがあれば、10秒位かければ充分です。
スチーマーがなければドライヤーの高温で同程度かけてください。
②その後、消毒用アルコールで拭いて下さい。
この方法は、浴槽のカビ対策にも有効です。
お風呂なら、50℃のシャワーでOKです。
カビが死滅しても黒い部分は、残ります。
黒い部分はカビの死骸です。
浴槽用のカビとり洗剤を付けて、説明書通りに放置して、
擦らずにシャワーで流して下さい。
くれぐれも、カビとり剤は、洋服に付かないように!!
付くと洋服の色の脱色につながます。
③クローゼットに洋服を詰めすぎないこと。
また、衣装ケースをクローゼットに入れるなら、
空気の循環をよくするためにスノコをケースの下に入れる。
④クローゼットの中に除湿器をいれることが可能ならお勧めです。
据え置き型の薬剤の除湿剤は、あまり効果がないことも、合わせてお伝えしました。
皆さんの参考になればと書きました。