クリーニングにカッターシャツを出したら、破れた!!
クリーニングにカッターシャツを出したら、破れた!!
カッターシャツをクリーニングに出したら破れた。
クリーニングに出す前は、破れていなかったのに!?
また、しばらくして、クリーニングに出したら、またカッターシャツが破れた。
こんな経験をされたことは、ありませんか!?
何度も続けてカッターシャツが破れるのは、
クリーニング店が乱暴な取り扱いをしたからだと思われるのではないでしょうか!?
カッターシャツがクリーニング後、破れるケースは、実はちょくちょく起こります。
写真は、当店でカッターシャツが破れたものを写したモノです。
襟の写真を見て下さい。
繰り返しの着用によって、破れています。
この事は、お客様もご存じの事です。
問題は、右襟の横が破れた事です。
襟の破れる原因は、もちろん繰り返しの着用です。
もう1つ加えるなら、髪質が堅い人の場合は、
堅い髪の毛とカッターシャツの生地が摩擦によって破れやすく、
柔らかい髪質の人より早く破れるケースが多いようです。
それでは、なぜ!?右襟の横が破れたのかです。
男性は、女性に比べて、鎖骨が出ています。
破れた部分は、ちょうど鎖骨の上になります。
このカッターシャツを着用されているお客様は、いつも背広を着ておられます。
背広の裏地と鎖骨の上のカッターシャツの布が動く度に擦り合います。
着用の繰り返しによって、
だんだとカッターシャツの生地が薄くなって、洗浄中に破れたと考えられます。
背広の裏地が鎖骨の部分が擦れて薄くなっているのも、同じ事です。
左の同じ部分を見ると、かなり生地が痩せて薄くなっていました。
このお客様は、以前にもカッターシャツが破れた事がありました。
お客様にカッターシャツが破れたとお伝えしたら、
原因をご存じなので、
「いいよ、ほかしておいて」と言われました。
それでは
カッターシャツが、何度も続けて破れるケースはどういうことなのでしょうか?
その理由は次のようなものです。
お客様によっては、気に入ったメーカーさんのカッターシャツを同時に買われるようです。
そこで、
同時に買われたカッターシャツの生地の寿命がきて破れたと思われます。
本来なら、カッターシャツをよく見て、
この部分が薄くなって破れる可能性がありますとお伝えしなければ、ならないかもしれません。
消費者センターの相談員の方たちは、その様な事を言われます。
クリーニング店にも説明責任はあると思います。
でも、
そこまで、求められると
クリーニング業者としては、非常に辛いところです。
カッターシャツの寿命によって、破れてしまうということがあるということは、
ご承知いただけると誤解も少なくなるのではないかと思います。