「あぁ・・・・・洋服に白カビが!」こんな時どうすれば いいの!?
「あぁ・・・・・洋服に白カビが!」こんな時どうすれば いいの!?
以前は、梅雨の時期がカビが一番生えやすい季節でした。
最近は、コンクリート造りのマンション住まいのお客様から、
一年を通じてカビ取りの依頼をよく受けます。
コンクリート造りのマンションは、
常に壁や天井から水蒸気が出ています。
吸水性のあるウール、綿製品がその水蒸気を吸収してカビが生えるのです。
壁や窓ガラス等に結露しやるいお部屋に住んでおられ方、要注意です。
まずは、カビが生えない環境づくりが大切です。
カビが生えやすいことは、体にも悪影響です。
除湿機のご使用をおすすめします。
クリーニング店から戻ったままのカバーを掛けたままの保管も、
カビの生える原因のひとです(そのカビの防止策については、以前に書いたブログを参考にしてください)。
それでは、本題です。
カビには、大きく分けて白カビと黒、赤、黄色等の有色のカビがあります。
今回は、ご家庭でも比較的とりやすい「白カビ」です。
白カビは、ウール製品によく生えるカビです。
綿製品には、あまり生えないようです。
もし、綿製品にカビが生えたら、
40度位のぬるま湯を利用し、
洗剤と酸素系漂白剤で15分ほど衣類にあった洗いをすれば、
簡単に除菌もできて落とせます。
ウール製品の白カビは
① よく晴れた日、風通しの良い所で1時間ほど陰干し。
② 洋服ブラシで、出来る限り丁寧にブラシイングして、落とせるだけ落す。
カビがひどければマスクをかけてするのがベスト。
③ ブラシで落ち着いない部分は、メイク落とし用のクレンジングシート(油性のもの)で、丁寧に拭き取る。
白カビは、油性のものに溶けやすいからです。
比較的簡単に出来る方法だと思います。
それでも、
どこかにカビの胞子が残っている可能性があります。
時々、カビが生えていないかどうか、確認して下さい。
これで取れないなら、クリーニング店に相談して下さい。
漂白剤等で取る方法もありますが、ウール製品では、危険です。
絶対に、絶対に、しないで下さい!!
最後に補足です。
カビとりの依頼をされる衣類は、黒のフォーマルウェアが多いようです。
人によっては、着用機会が少ないので、
洋風ダンスやクローゼットの風通しの悪い奥に収納されているからだと思います。
一度、御確認をしてみてください!!
次回は、白カビ以外の除去について書きますね。