京都市 東山区でシミ抜き実績60年 洗濯で落ちないシミ抜きや汚れ落としはクリーニング寿へ

服がボロボロになった理由は、製品寿命である

服がボロボロになった理由は、製品寿命である

画像の説明

先日、写真のコートのお客様が受け取りに来られました。

ちょうど、わたしが店先にいましたので対応させて頂きましたが、
やはり、ボロボロになった衣類はポリウレタン加工品でした。

以前、ブログで書いたように、
ポリウレタン加工品は製品が生産された時から劣化が始まります。

早い時は、3年で劣化しますので、

ポリウレタン部分がボロボロになることがあります。

残念ですが、製品の寿命です。

先日、当店の他のお客様からポリウレタン加工品をお預かりしました。

表面が粘ついていました(ひび割れている時もあります)。
製品の寿命です。

お客様にその事をお話しました。

お客様からは、
「随分着ているから表面がボロボロに剥がれても、諦める」
とご了解をいただいてからクリーニングを行いました。
そこでは、出来る限り機械力を抑えて処理しました。

そのためかもしれませんが、無事納品することができました。

誤解がないようにお伝えすると、
当店でクリーニングしていてら、今回のお客様のケースは、起こらなかったと言うつもりはありません。

クリーニング業法で、クリーニングによって起こる可能性について、
事前説明することが、努力目標として定められています。

今回のケースは、これにあたると思います。

私見ですが、
今回の処理をしたクリーニング業者には、何らかの賠償責任があると思います。

お客様には、クリーニングをしないという選択肢もあるわけですから。

でも、いつかボロボロになる製品です。

それについては、お客様にもご理解して頂きたいと思います。

衣類の販売者には、
ポリウレタン加工品の寿命として、
衣類の表面がボロボロなったり、粘つくことを事前説明して販売することを切望します。

お客様がそれらの製品の性質を理解されていたら、
やはり、寿命かと考えられたと思います。

また、そのような製品であれば買わない、という選択もお客様にはできたはずです。

そんなことを言っていたら売れない!!
販売者からは、そう言われてしまうかもしれません。
が、販売者には、販売責任があるのではないでしょうか。

製品寿命がある商品の扱いについて、
クリーニング業者だけに責任を負わせるのは、フェアではないと思います。

メーカー、販売店、クリーニング店が協力して、
衣料品の扱いについてきちんとお伝えしていかなければ、
ならないのではないかと考えています。

皆さんは、どう思われますか!?


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