カビ防止のための衣類の保管方法
カビ防止のための衣類の保管方法
前回は衣類にカビが発生する仕組みについてお伝えしました。
衣類の保管方法がポイントになってきます。
クリーニング店から、上の写真のようなカバーがついてお渡しされるかと思います。
さて、どうしたらよいのでしょうか?
そのまま保管するのが、よいのでしょうか??
実は違います!!
一番良いのは、カバーを外して保管することです。
でも、ホコリが心配という方もいらっしゃるかもしれません。
二番目に良いのは、私は次の方法だと思います。
もう一度、下の写真を観て下さい。
スーツの上に白い紙がカバーとの間に入っているのが見えると思います。ホコリは、上から積もってきます。
白い紙がないとカバーの開いた上の口から、ホコリが入ってきます。
これを防止しなけば、ホコリが吸水をして、カビの原因になってしまいますから、白い紙を置き、ホコリが衣類に付着するのを防ぎます。
また、カバーをかけていても、湿気はどこからでも入ってきます。
空気が乾燥してくると、
衣類に含まれた湿気が、カバーと衣類の間で結露したのと同じような状態になり、衣類の特定部分に水分があつまり、
カビが発生します。
再度、下の写真を観て下さい。
見にくいかも知れませんが、
下から上に向かってカバーに2本の切れ目が入っているのが見えるかと思います。
裏側にも同じように2本の切れ目が入れてあります。
こうする事によって、空気が乾燥しても、その切れ目から湿気が拡散していきます。
これによって結露が防止されます。
また、2本の切れ目ぐらいではホコリ防止も心配するほどではないと思います。
つまり、
①ホコリ防止のために衣類に紙をかぶせる
②ビニールのカバーに2本の切れ目を入れて、湿気を拡散させる
という保管方法がよいのではないかと思います。
衣類のぎゅうぎゅう詰めもカビの発生原因です。
今回は、カビの防止について書いてきました。
決して、これらをすれば万全だとは言えませんが
かなりカビの発生を防止することが出来ると思います。
衣替えの季節は、カビ防止対策の絶好のチャンスです。
衣替えについては、以前ブログで書いています。
参考にしてくださいね!!