衣類のカビ防止対策について
衣類のカビ防止対策について
近年、衣類にカビがはえてしまったと、店頭に来られるお客様が増えてきました。
そこで、衣類のカビ対策について書きたいと思います。
カビは、どんなに家の中を綺麗にしても空気中に浮遊しています。
防止するには、カビの発生条件を出来るだけ無くす必要があります。
そこで、カビが生える仕組みついて、簡単に書いてみます。
① 温度20~30℃で発生しやすい
② 湿度 空気中の水分が多いほど発生する
③ 養分となるものがあること
以上3の条件が揃う必要があります。
特にコンクリート造りのマンションにお住まいのお客様は、要注意です。
コンクリートは、常に表面から水蒸気をだしています。
窓ガラスによく結露するのはそのためです。
吸水性のある綿製品のカーテン(養分)にカビが生えるのはそのためです。
吸水性のないポリエステル製のカーテンは通常カビは生えません。
カビが発生したとしたら、それはカーテンか汚れていたからです。
そうなんです!!
汚れやシミがついてしてもカビの原因になります。
洗ってあっても、シミや汚れが残っていればカビは生えます。
綿製品、wool製品は、それ自体が養分ですから、たとえ、綺麗に洗っていてもカビが生えるのは、そのためです。
下の写真を観て下さい。
普通、この様なカタチでクリーニング店から衣類が戻ってくると思います。
クリーニング店は、お客様にお渡しするまで、
出来上がった衣類に汚れやホコリ防止のためにカバーをかけています。
決して保管するためのカバーではありません。
でも、実際はそのままお客様は保管されます。
この事がカビが生える原因です。
それでは、どうすればいいの??
次回に続けます。